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※本編中のネタバレを含みます
※主人公がデフォルト名のまま登場します



第1回◆回答座談会


カミ
「えっと、ではただ今より、Lunch Menu1万ヒット企画の回答編および座談会を始めたいと思います!
司会はわたし、カミが務めさせていただきます。」

和雄
「回答するのはもちろん俺、神様こと和雄と!」

ユノ
「…つ、ツンデレ担当、ユノと」

セシリア
「デレデレ担当セシリア……」

ラーヘル
「ツンツン担当のラーヘルでお送りします」

和雄
「そういや最初キャラ作るとき、そういう担当を振り分けたんだっけか」

カミ
(ツンデレ?)
「この回答編は第一回目です。質問はまだまだ募集中ですので、ご参加お待ちしております!
第一回目は匿名さん、シノさんのご質問にお答えしたいと思います。
匿名さん、シノさん、改めまして企画へのご参加ありがとうございます!」

全員
「ありがとうございます!」
カミ
「では早速、ひとつめの質問に参ります! 匿名さんからの質問です」



『ラーヘルは生まれたときからあの性格なのか?』


和雄
「ブフゥ!」

ラーヘル
「…………」

カミ
「わあ、ラーヘルが素敵な笑顔を浮かべてます」

ユノ
「カミ、あの笑顔のラーヘルに不用意に近づくな。とばっちり食うぞ」

和雄
「子どもの頃のラーヘルか、どんなんだったかなー」

セシリア
「天使と悪魔は生まれ方違う……、興味、ある……」

和雄
「そこら辺はややこしいからパスな! ううん、子どもの頃のラーヘル……。……覚えてねぇな」

ラーヘル
「それはそうでしょう。私があなたに最初にお会いしたのは、成人になってからですから」

和雄
「そうだっけ?」

ラーヘル
「……。それで、生まれたときから『このような性格』であったか、でしたか?
答えはノーです。子どもの頃の私は、それはそれは勉強熱心で忠義にあつい模範的な天使でしたよ。
まあ、周りの子どもたちよりも多少達観していたかもしれませんがね。
外で遊んだりすることはそこまで好きではありませんでした」

カミ
「子どものラーヘル、すっごく可愛かったんでしょうね……!」

ラーヘル
「それはもう。天界一の奇跡、天使の笑顔の体現と言われていました」

ユノ
「……自分で言うなよ」

和雄
「ところでラーヘル、さっきから俺の足を踏んでいる件について……」

セシリア
「カミ、次の質問……」

カミ
「あ、そうですね。というわけで、答えは『いいえ』です!
では匿名さんからのふたつめの質問です!」



『なぜラーヘルはああいう性格になったのか?』


和雄
「……っ、……っ!」

セシリア
「『あの性格』、『ああいう性格』……。言われちゃってるね」

和雄
「お前、そのひんまがった性格、もう少しどうにかした方がいいんじゃないか?
ツンツンを徹底してたら乙女ゲームにならないだろ。ところで俺の足」

ラーヘル
「なぜと問われると、神様のせいですとしか言いようがありませんね」

ユノ
「お前、適当なこと言うなよ!」

ラーヘル
「おやユノ君、私が嘘をつくとでも? 私が神様の元に自らを売り込みに行ったのはご存知かと思います。
私は『神様』という存在をとても尊敬していました。だから少しでも神様のお役に立ちたかった。
それがですよ、働き始めてみたらこれがどうです。無関心、無気力、無責任。
私の神様像は音を立てて崩れ落ちました。そして若かった私は気付いたのです。
理想と現実は必ずしも一致しないと」

和雄
「…………」

ラーヘル
「性格もひん曲がるというものでしょう? 憧れがこんなんだったんですから」

和雄
「お前、だからさっきから俺の足を……」

ラーヘル
「思い返していたら、あのときの怒りが再燃してしまいまして……。とりあえず、足の骨を砕いてもいいですか?」

和雄
「や、やめてください。あああああいだだだだ、折れる折れるマジで折れるって!」

ラーヘル
「折れろ」

カミ
「!! ラーヘルが敬語じゃないなんて……!」

セシリア
「それだけラーヘルは本気……。カミ、おれたちは次の質問に行こう」

カミ
「でも……」

ユノ
「ああなったラーヘルに下手に近づくなって言ったろ。ほら、みっつめは何だ?」

カミ
「その前に、答えは『理想像を壊されたから』……だそうです。
次は、匿名さんからの最後の質問です」



『カミはあの姿から成長することはあるのか?』


セシリア
「それはおれが断じて許さない」

ユノ
「答えになってないっつうの。ま、答えはいいえだな。神様も外見変わってないだろ?」

カミ
「そういえばそうですね!」

ユノ
「カミを創った神様なら、カミの姿かたちを変えることくらいならできるだろうな。
正式な神になったカミにもできるようになる。もう少し修行が必要だけどな」

カミ
「そっ、そしたらこう、セクシーな感じになったりとかもできるんでしょうか!?」

セシリア
「!? カミは今のままで充分だよ!!」

カミ
「えっ? ありがとうございます?」

ユノ
「……セシリア、必死すぎ」

カミ
「答えは『いいえ、ただし自由に姿かたちは変えられる』です。
匿名さんからの質問は以上です! 匿名さん、疑問は解決できたでしょうか?」

セシリア
「二人とも、もう次の質問に入るよ……」

ラーヘル
「ああ、すみません。少々熱中しすぎましたね」

和雄
「…………」

カミ
「それではシノさんからの質問です」



『和雄はどれくらいの間一人で頑張ってきたのか?』


和雄
「そうだなぁ」

カミ
「とうちゃん……?」

和雄
「俺は世界が生まれたときから神様だった訳じゃない。でも年月を覚えていられないほど生きてきた」

ラーヘル
「……」

和雄
「カミたちと共に居る今は、その年月に比べればかなり短い……かな……」

ラーヘル
「……カミさま、今からとうちゃんではなくじいちゃんと呼んであげなさい」

ユノ
「なんでだよ!」

セシリア
「そしておれのことを『お兄ちゃん』と……」

ユノ
「それ、今までの話と何の関係が!?」

カミ
「じいちゃんは長生きなんですね!」

ユノ
「呼ぶのかよ!」

和雄
「……やめろ! 俺はまだじいちゃんなんて呼ばれる年じゃないやい☆」

ラーヘル
「……」

セシリア
「……」

ユノ
「……」

和雄
「ゆ、ユノまで……。何か一言くらいつっこんでくれても……」

カミ
「答えは『覚えてない』です! ではシノさんからふたつめの質問です」



『和雄はあとどれくらいカミサマに対して理性が保てるのか?』


全員
「…………」
和雄
「そうか、そういうことだったのか! 遠まわしすぎるぞ、カミ!」

カミ
「えっ?」

和雄
「そんな質問してくるなんて……。そんなに俺に襲って欲しかったのか!」

カミ
「ええええっ!?」

和雄
「気付いてあげられなくてごめんな……。さあ、今から俺の部屋に」

ラーヘル
「このゲームは全年齢対象です」

和雄
「×××××」

ラーヘル
「セシリア用に用意しておいたのですが、結果オーライでした。
まったく、そういうキャラはセシリアだけでいいんですよ」

セシリア
「和雄が……、モザイクに包まれて……、何喋っても、ピー音しか聞こえない……」

ユノ
「神様、自業自得です……」

セシリア
「ちなみにおれは和雄はカミに手を出すまでに一年もたないと予想」

ユノ
「それお前のことだろ」

カミ
「答えは……あれ、結局聞けてませんね。とうちゃん、結局のところどうなんですか?」

和雄
「×××××」

カミ
「ラーヘル、とうちゃんが何を言っているのか全然わかりません」

ラーヘル
「だめですよカミ様。あれはわいせつ物といって、18歳未満は見たり聞いたりしてはいけないんです。
それこそ生まれて1週間のカミ様が見たら、速攻で神様失格です」

カミ
「そ、それは大変です! 見ないようにしないと!」

ラーヘル
「それで良いんです。カミさまは良い子ですねー」

カミ
「では次の質問にいきましょう!



『神様メーカーのメンバーのプロフィールを知りたい』


和雄
「どりゃああああ! よし、モザイクもピー音も取れたぞ! こら、カミ! こっち向きなさい!」

カミ
「だ、だめです! あんなに苦労して神様になったのに、失格なんて嫌です!」

和雄
「いや、俺わいせつ物なんかじゃないから! ラーヘル、何吹き込んでんだ!」

ラーヘル
「(笑)」

和雄
「大丈夫、失格になんてならないから! 神様の俺が言ってるんだから本当だ!」

カミ
「ほ、本当ですか?」

和雄
「やっと振り返った……。で、なんだっけ。プロフィール?」

カミ
「はい! 今からわたしが聞く項目に答えていってください!
ではまず、フルネームと趣味、特技をラーヘルから順番にお願いします」

ラーヘル
「ラーヘル=ルナイル。趣味は料理、特技は暗算です」

ユノ
「お前、料理好きだったんだ?」

カミ
「ラーヘルの作るお菓子は絶品です!」

セシリア
「643098×599352=?」

ラーヘル
「385442072496」

全員
「おおー」
セシリア
「セシリア=カノープス……。趣味は洋服をつくること、特技は見ただけでスリーサイズが言える」

和雄
「カミのスリーサイズは?」

セシリア
「もったいないからおれだけの秘密」

カミ
「ハロウィンの服もセシリアがつくってくれたんですよ!」

セシリア
「あれは超気合い入れた……」

ユノ
「たった1日しか着ないのに、あの気合いの入れようは凄かったな」

セシリア
「魔女っ子萌え」

ラーヘル
「台無しですね」

ユノ
「ユノ=ブレス。趣味は読書、特技は暗記」

カミ
「ユノを探すときは噴水のある中庭か、図書館です!」

和雄
「ユノもなかなかの勉強家だな。特に好きな本のジャンルは?」

ユノ
「歴史書が好きです。徳川幕府の将軍は全員言えます」

セシリア
「……トクガワバクフ?」

ユノ
「徳川幕府っていうのは、下界の日本って国の……」

ラーヘル
「ユノ君、長くなるのでその辺で」

和雄
「ファル=レグルス。趣味は家庭菜園で、特技は美味しい野菜をつくれることだ!」

ユノ
「……何だかファルって言われると違和感があるようになりましたね」

和雄
「言うな……」

ラーヘル
「神様の野菜はみずみずしくてなかなか美味しいんですよ」

カミ
「わあ、食べてみたいです!」

和雄
「今度持ってきてやるよ」

カミ
「次の項目は……『好きな食べ物』です」

ラーヘル
「紅茶が好きです。特に薫り高いものが好きで、ストレートに限ります」

カミ
「ラーヘルの淹れてくれる紅茶もとっても美味しいです」

ラーヘル
「淹れ方もかなり練習しましたから。まだまだですけれどね」

セシリア
「俺はもちろん、カミ……」

カミ
「わ、わたしは食べ物じゃありませんよ!?」

セシリア
「うん、わかってる……。だから別の意味で食べ……」

ラーヘル
「セシリア……、先程の神様のようになりたいのなら止めはしません」

ユノ
「……、あ、甘いもの」

カミ
「ユノ、美味しいマドレーヌをいただいたんです! 今度一緒に食べませんか?」

ユノ
「……食べる」

和雄
「もちろん、野菜。特に俺がつくったやつ」

カミ
「とうちゃんの野菜、楽しみにしてます!」

和雄
「なら一緒に収穫にいくか!」

カミ
「では最後の項目です。『好きな言葉』をお願いします」

ラーヘル
「世界平和」

セシリア
「かわいいは正義」

ユノ
「神様」

和雄
「全知全能」

ユノ
「セシリアふざけるなよ……」

セシリア
「ふざけてない。かわいいは正義……つまりカミは正義」

和雄
「ユノは可愛いこと言ってくれるなー! ぎゅー!」

ユノ
「かっ、神様!」

ラーヘル
「そういう神様は自慢ですか?」

和雄
「違うわっ。これはまぁ……、俺への戒めかな?」

セシリア
「ラーヘルも戒めみたいな……もの?」

ラーヘル
「私はこのために働いていますから」

カミ
「シノさんいかがでしたか? 他にもプロフィールで知りたいことがあったら聞いてくださいね!」



カミ
「質問はこれで終わりです。お疲れ様でした!」

和雄
「おつかれー。なかなか長かったな」

ラーヘル
「少しは皆さまの疑問が解消されていれば良いのですが」

セシリア
「じゃあ今回は、解散?」

ユノ
「だな。次は第二回目だ」

カミ
「皆さま、第二回回答座談会へ向けての質問をまだまだ募集しております!
座談会を盛り上げるため、よろしければご参加いただけるとうれしいです!」

ラーヘル
「それでは今回質問を提供して下さった匿名さんと……」

和雄
「シノさん、本当にありがとな」

セシリア
「それから、ここまで読んでくれた人もありがとう……」

ユノ
「ディナータイムのこと、これからも応援してください!」

カミ
「それでは」

全員
「さようなら!」


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writer : あいざわ